色のない緑色の考えは曖昧に記述する

色のない緑色の考えは曖昧に記述する

本・ゲーム・映画等感想レビュー及び雑記

SF

映画・感想「マトリックス レザレクションズ」ネタバレ無し

10月末に二度目のコロナワクチンを摂取し、11月からようやく映画館に気兼ねなく通える日々が戻ってきました。本当なら「ブラック・ウィドウ」「レミにセンス」「シャン・チー」「スーサイドスクワッド」「ヒロアカ」「ノマドランド」「アーク」「FGO 終局特…

サイバーパンクプレイ日記:ナイトシティでの暮らし7終

ジョニーと少し話をした。あいつはオレに手を貸してくれる代わりにローグの目の前でスマッシャーを打ちのめしてくれと頼んできた。オレとアイツは既に一蓮托生だ。オレはアイツがオレのために消えてくれる代わりとしてそいつを受け入れることにした。 ただし…

サイバーパンクプレイ日記:ナイトシティでの暮らし6

パナムが戦闘機バシリスクの払い下げ計画を見つけたと連絡を寄越してきた。 パナムはそいつを横取りする気だ。 計画は簡単だ、バッドランズを輸送しているトラックを列車と車を用いて封鎖し強襲しトラックを奪うだけだ。 頭数もそれなりにいる。なんとかなる…

サイバーパンクプレイ日記:ナイトシティでの暮らし5

外からナイトシティに戻る途中、パナマから連絡が入った。何やら緊急事態らしい。 連絡を受けすぐにパナマのクランに駆けつけるとソウルというクランの仲間がクランの敵に捕虜にされているようだ。救出の報酬として上物のスナイパーライフルを提示された。 …

サイバーパンクプレイ日記:ナイトシティでの暮らし4

フィンガーズを探してジクジクストリートにやってきた。 フィンガーズのドクのところには先にジュディーが来ていた。本当に友達が心配なんだな。いい子じゃないか。 フィンガーズに少し質問をさせてもらった。 どうやらこのヤブ医者はタイガークロウズから金…

サイバーパンクプレイ日記:ナイトシティでの暮らし3

今のオレにはたくさんの選択肢がある。 一つは頭の中のジョニー・シルヴァーハンドをどうにかすること。 一つは前と同じようにフィクサーからの依頼を受けて少しずつ栄光の階段を上がっていくこと。 もう一つは、デカイヤマに取り掛かって一気に大物になるこ…

サイバーパンクプレイ日記:ナイトシティでの暮らし2

昨日助けた彼女からウイルスを貰ったらしい。どうにも調子が悪い。 ジャッキーのおすすめのドクとやらに会いに行くことになった。 ジャッキーに会うと彼はアジアンヌードルを呑気に食っていた。 サプライズがあると昨日言っていたことを思い出し彼に尋ねると…

サイバーパンクプレイ日記:ナイトシティでの暮らし1

クランが解散しノーマッドでなくなりオレはこれから相棒になるジャッキーから密輸の依頼を受けた。 税関で職員に賄賂を渡し切り抜けたと思ったが間違いだった。野郎どもは賄賂を貰った上でセキュリティに通報しやがったんだ。とんだ腐れ税関だ。 税関を抜け…

小説紹介・感想:十三不塔「ヴィンダウス・エンジン」止まった物が存在しない世界

君は「サイバーパンク」というジャンルを知っているだろうか?「ニューロマンサー」「ブレードランナー」「攻殻機動隊」「MATRIX」「マルドゥックシリーズ」などの「サイバースペース」に自身をAIのようにアクセスして手足のように駆け回ったり肉体を機械と…

小説感想・紹介:野崎まど「タイタン」今日も働く人類へ・働くとはどういうことか

2020年4月に発売されたタイタンを読むことに備えて過去の野崎まど作品を予習してきた。メディアワークス文庫のアムリタシリーズ、Knowだ。 「[映]アムリタ」から「2」までの一連のシリーズでは野崎まどの独創性とユニークさ、そして正解するカドやバビロン…

小説紹介:野崎まど「Know」

別に野崎まど週間というわけではないもののここのところ「[映]アムリタ」に始まり最新作の「タイタン」とひたすら野崎まどを読んでいた。 今回の記事の「know」は「タイタン」を読む前に読んでおくと野崎まどのSF感を知る助けになるだろう。何より純粋に面…

小説感想「マルドゥック・アノニマス5」ネタバレあり

今まで刊行されたものでもそうだったけれど バロットの精神が成熟してる(尊い) バロットが自分と似た境遇の子に恵まれない環境から抜け出せるように手を差し伸べたり、正しい道を示したりお姉ちゃんをしていたりマジで尊い。 1-3はイースターズオフィスが…

小説紹介:冲方丁「スプライトシュピーゲル」

シュピーゲルシリーズについて スプライトシュピーゲル 登場人物 鳳(アゲハ)・エウリディーチェ・アウスト 乙(ツバメ)・アリステル・シュナイダー シュピーゲルシリーズについて ※この項目はオイレンシュピーゲルと同様の内容です。冲方丁による複数の出…

小説感想・紹介:野崎まど「2」野崎まどのメディアワークス文庫作品集大成

前提作品の記事はこちら 野崎まど ある日メディアワークス文庫の野崎まど作品新装版がKindleのセールで半額近い値段になっていた。私は何の迷いもなくそれを購入した。既読作品もあれば未読作品もあった。だが私は一部の作品を読んだだけで読んだつもりにな…

小説紹介:冲方丁「オイレンシュピーゲル」なんか世界とか救いてぇ……

シュピーゲルシリーズについて オイレンシュピーゲル 登場人物 「涼月・ディードリッヒ・シュルツ」 「陽炎・サビーネ・クルツリンガー」 「夕霧・クングンデ・モレンツ」 「吹雪・ペーター・シュライヒャー」 「ミハエル・宮仕(ミヤシ)・カリウス」 最後…

小説紹介感想・百合「ツインスター・サイクロン・ランナウェイ」ガス惑星巨大ロケット百合

「アステロイドに花束を」に掲載された小川一水の短編、「ツインスター・サイクロン・ランナウェイ」が長編作品として3/18に刊行された。短編の時点でさえ濃密な世界観に強烈な百合だった本作は長編として編み直されよりその世界観を広げ密度を増し、より破…

小説紹介・感想「大恐竜絶滅タイムウォーズ」草野原々 

令和元年に生まれた怪文書=草野原々season2最終章「大絶滅恐竜タイムウォーズ」 以前に記事とした「大進化どうぶつデスゲーム」の続編に当たる作品です。当たってしまう作品です。それが「大絶滅恐竜タイムウォーズ」 前作の怪文書はこちらになります。冒頭…

小説紹介「大進化どうぶつデスゲーム」草野原々

平成最後の人類には早すぎた大怪作「大進化どうぶつデスゲーム」 デビュー作の短編「最後にして最初のアイドル」でハヤカワSFコンテスト特別賞、第48回星雲賞日本短編部門、第16回センス・オブ・ワンダー賞《未来にはばたけアイドル》(羽ばたくどころではな…

小説紹介・感想「息吹」テッド・チャン

テッド・チャン「息吹」 2019年に刊行された中でも抜きん出た傑作どころか、10年代を通して見てもテッド・チャンの「息吹」は類稀なる完成度を誇る。多くのSFファンが絶賛する出来だろう。有名所だけでも「ヒューゴー賞」「ネビュラ賞」「シオドア・スタージ…

映画感想「スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」ネタバレなし

スターウォーズEP7以降賛否両論の新三部作完結編「スカイウォーカーの夜明け」を見てきました。 結論から言うと新三部作はスカイウォーカーの物語ではありませんでしたこれはレイとカイロ・レンの物語ですたしかにEP1~6(以降旧作と表記)と地続きの物語では…

小説紹介「PSYCHO-PASS関連書籍1 一期ノベライズ・外伝小説ASYLUM」

未見向けの紹介としてアニメのPSYCHO-PASSは紹介した。そのノベライズとしてPSYCHO-PASSは漫画と小説が多数展開している。 漫画だと常守監視官が主人公でその視点で描かれたの一期の漫画版「監視官 常守朱」全6巻一期以前の標本事件以前の執行官落ちする前を…

小説紹介:「アステリズムに花束を」平成最後にして最大の百合小説アンソロジー

令和元年は百合元年です 令和元年は百合元年です 1つ目 2つ目 3つ目 収録作品目次 「キミノスケープ」宮澤伊織 「四十九日恋文」森田季節 「ピロウトーク」今井哲也 「幽世知能」草野原々 「彼岸花」伴名練 「月と怪物」南木義隆 「海の双翼」櫻木みわ/麦原…