小説紹介・百合「裏世界ピクニック」検索してはいけないものを探しに行こう
検索してはいけないものを探しに行こう検索してはいけないものを探しに行こう検索してはいけないものを探しに行こう検索してはいけないものを探しに行こう検索してはいけないものを探しに行こう検索してはいけないものを探しに行こう検索してはいけないものを探しに行こう検索してはいけないものを探しに行こう検索してはいけないものを探しに行こう検索してはいけないものを探しに行こう検索してはいけないものを探しに行こう検索してはいけないものを探しに行こう検索してはいけないものを探しに行こう検索してはいけないものを探しに行こう検索してはいけないものを探しに行こう検索してはいけないものを探しに行こう検索してはいけないものを探しに行こう検索してはいけないものを探しに行こう検索してはいけないものを探しに行こう
「知ってる？共犯者って、この世で最も親密な関係なんだって」
早川書房さんから発売されている宮澤伊織さんの著作「裏世界ピクニック」です。
地味でメガネ、コミュ障の女子大生「紙越空魚（かみこし そらお）と金髪で顔がいい、とても顔がよくて運動神経抜群で射撃の腕も上手いけれど人との距離感の取り方が苦手な仁科鳥子（にしな とりこ）はこの世と隣合わせの異世界、二人は「裏世界」と呼ぶ世界を探検する。
二人の目的は違う。空魚は趣味の実話怪談の研究と好奇心から、鳥子は裏世界で行方不明になってしまった「閏間冴月」を探すために裏世界に潜る。
二人の目的の違いから生まれる軋轢や大きな感情。
空魚は目の前に空魚が居るのに自分のことは見ずに閏間冴月のほうにばかり向かう複雑な感情を抱えたり、鳥子は裏世界に行くのは危険だから辞めようという空魚の言葉に苛立ちを感じて喧嘩をしたり。二人はくっついたり離れたりを繰り返しながら徐々に大きな感情を育んでいく。「特別な関係性」になっていく。そんな百合作品です。
内容としては実話怪談（実際に体験者が居るとされる都市伝説、フォークロア）を扱ったホラーとなります。ことりばこ・きさらぎ駅・くねくね、ホラー好きやインターネットをよくする人ならば一度は耳にしたことがあるような実話怪談からマイナーな実話怪談まで様々な怪談に二人は相対し裏世界を探検していきます。
裏世界では「ありえないことなんてありえない」東京で裏世界に入ったはずなのに違う出口から出たら沖縄に居たりだとか踏んだら全身こんがりとトーストされるようなもの、機械を化け物に変えてしまう罠、正気を奪うような現象の数々。
百合成分で緩和されている部分もありますが結構怖かったりもします。
主人公の二人以外にも裏世界研究科の低身長で見た目はロリの大人「小桜」、空魚の後輩で距離を置きたがる空魚にぐいぐいと迫ってくる「カラテカ」等々ユニークなキャラクターが作品を彩ります。
現在は小説は四巻まで、漫画は三巻まで刊行されています。
小説・漫画共に一話は公式で公開されているためとりあえず読んでいただきたいです。読んで。読め。
そして巨大な感情に圧倒されろ。
祝「アニメ化！」
以下にそのリンクを記載しておきます。
また著者のインタビューの熱量が大きいのでそのインタビュー、そして編集者の記したnoteも記載しておきます。是非御覧ください。
また本日四巻発売と共に公式ツイッターが開設されました。著者、編集者のアカウントと共にそのアカウントも記しておきます。是非御覧ください。
PS.私は早川書房の尖兵でも溝口百合丸さんの尖兵でもありません。ほんとうです。
読んだらコメント貰えると小躍りします
