色のない緑色の考えは曖昧に記述する

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本・ゲーム・映画等感想レビュー及び雑記

ゲーム紹介・感想・レビュー「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE」一瞬の油断が命取りの剣戟アクション

去年の年末にPS4を購入した。バンドルでソフトを2本DLできるコード付きのやつだ。
それから今年はかなりの時間をPS4の作品のプレイに費やした。
今年のゲームは豊作で素晴らしい体験ができた。その中でも特にイカした作品を紹介したい。
個人的にも世間的にもベストゲームの一つだ。プラチナトロフィーを取得するまでやり込んだ。

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フロム・ソフトウェアから発売された戦国ソウルライクアクションで2019年のGOTYを獲得している。
ダークソウルやBloodborneと違い分かりやすいストーリーに非常に機敏な戦闘、鉤爪を利用したワイヤーアクション、多数の忍具に秘伝技、それら全てを利用して芦名で主命を果たす。


このゲームで一番大切なことは忍びらしく冷静に闘うことと「弾き」だ。
敵の攻撃をジャストタイミングで防御することで「弾き」が発動し敵のスタミナを削れる。また、弾きに失敗したとしてもそのまま防御になるため再び仕切り直す事ができる。また防御不可の攻撃も存在する。そういった攻撃は相手を踏みつけることで回避し相手のスタミナを削ることが出来る。スタミナを削りきったら相手には忍殺をキめることができる。忍者による必殺の一撃だ。
またこの忍殺は例えボスであっても相手に気づかれていない状態で視界の外、背後や高い位置からもキめる事ができる。汚いなんてことは無い。すべては主命のためで君は忍者だからだ。
雑魚からボスまで非常に高難易度で少し油断するだけでも、雑魚に囲まれただけでも簡単に死ぬ。

「迷えば敗れる」

非常に高難易度ではあるが忍のようにきちんと手段を選ばずに攻略していけば存外なんとかなる。敵が多数いたとしても一人ずつ後ろから忍殺していけば道は開ける。
ボスにしても、たとえ何度敗北したとしてもリスタートの地点はボス戦の近くにあり何度でも挑戦しやすいようになっている。
ボスは非常に協力だが一つ一つの技の前か後ろに大きな攻撃のチャンスがあったり弱点となる忍具が存在するのでキチンと見極めていけば攻略できるようになっている。

登場人物も非常に個性的で印象に残る人物が多い。主人公である隻狼の育ての親「梟」、SNSや動画でネタにされているものの実際のところプレイヤーに立ちはだかる大きな壁「芦名弦一郎」、老骨で愉快なお爺さまの「芦名一心」、主人公の忍具を強化してくれる「仏師」と主人公の協力者「エマ」

このゲームは非常に緻密に練られたバランスで出来ている。高難易度だとしても理不尽な難易度ではない。丁寧に丁寧に分析しスリリングでアドレナリンの溢れる経験はなかなか出来ないだろう。
刺激的な体験は人生には欠かせないスパイスだ。そういった体験のしたい方には是非ともプレイしていただきたい。

SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE - PS4

SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE - PS4