ゲームレビュー:「アークナイツ」終末系SF獣耳タワーディフェンス
今回はスマホゲームの「アズールレーン」を運営するYostarの新たに始動したスマホゲー「アークナイツ」を紹介させていただきます。
まずはこちらを御覧ください。
はい。量産型ソシャゲとかに多い無駄な露出が少なく統一感のあるキャラクター達に獣耳そして大小様々な武器を持ち闘う少女達。ブラボー。
獣耳とか言っていますが作風はかなりシリアスです。獣耳というより世界観的に通常の俗に言うノーマルな人間は今の所見ていません。様々な種族があり種族ごとに特徴のある耳や角、果には天使の輪やより獣に近い竜人や人狼のような人種も存在します。
世界観は隕石のような天災が世界各地で起き、隕石の跡から採取できる「オリジニウム」と呼ばれる鉱石からエネルギーを得て災害を回避しながら生活するために移動都市という形態を開発、国家や組織、企業などが運営している世界です。
オリジニウムはエネルギー源だけではなく魔法や超能力のような力の触媒にもなりその力は「アーツ」と呼ばれています。
ただしオリジニウムも万能の鉱石ではありません。オリジニウムを病原とした「鉱石病(オリパシー)」と呼ばれる病の感染者も生み出してしまったのです。
鉱石病は罹患すると治癒不可能の上死亡率100%とされ死亡時に周囲に病原を撒き散らすことから保菌者は差別され、迫害されています。
罹患者が病原となり更に鉱石病が拡散されるのを防ぐために各国は鉱石病患者を隔離や駆除するという対策を取りました。
それらの対策に反旗を翻した罹患者達は徒党を組み、少しずつ規模を広げ罹患者なら誰でも受け入れ生きていくための力を、国家らに対抗するための暴力を与える「リユニオン・ムーブメント」と呼ばれる組織に成長していきました。リユニオンはゲリラ集団として国家らの驚異となり破壊活動を行い、感染者の権利を取り戻すことが目的です。
逆に感染者の治療を目的とした組織も生まれました。その組織は「ロドス・アイランド」と言い表向きは製薬会社として活動している企業ですが裏では罹患者自身の手で罹患者の問題に対して取り組む組織です。ロドスは様々な手段を用い各地の勢力と協力して感染者が起こした暴動などの問題を解決してきた実績があります。
このロドスが主人公(ドクター)の属する組織となり、物語の鍵となります。
まずは紹介して置かなければいけない重要なキャラが居ます。実質的な物語のヒロインとなる特別なキャラクターで名を「アーミヤ」と言います。
彼女はドクターの助手であり右腕です。献身的な彼女はこのシリアスな世界での癒やしとなるでしょう。
ゲームとしての役割は魔法使いになります。
単体への高火力の魔法を得意とし特殊なスキルも持ちます。またゲームを進めることで成長させられるという点も他のキャラクターとは異なります。
この作品で特筆する点は
- 一度完全にクリアしたステージはオートで処理できる点
- 艦これのような資材を消費したランダム性の高いゲーム内アイテムのみで行える課金要素のないガチャと通常のソシャゲのガチャが共存している点
- 自分の基地を建造し好きにカスタマイズし所持しているキャラクター達を配置し資材の開発・加工・輸出、フレンドと協力しての情報収集などのプレイしていない時間を無駄にしないシステムがある点。
この基地システムにはキャラごとに得意なことがあるのと時間や作業で消費される体力もあります。
また基地に設置できる宿舎は自分の好みに家具を購入・クリア報酬として収集し好みにインテリアを配置したり床や壁、天井、電気までカスタマイズできます。
こういうの地味に楽しいですよね。
この3つとなります。タワーディフェンスとしてもシンプルかつ丁寧なチュートリアルがあるのでこういった作品に触れたことのない人にも触りやすい作品になっています。
またUIが非常に凝っているのも特徴です。画面をスライドさせる動作の時には背景や文字がそれぞれ別々に動いたりメニュー画面がスマホを左右に傾けることでメニューも傾いたりだとかそういう細かい所に力が入っているのも好感が持てます。
課金に関してですが正直星6のキャラクターをピンポイントで狙うのでなければ月額パックさえ買っておけば十分に遊べます。また低レアリティのキャラクターにも大きな利用価値があるので好きなキャラを長く使っていくこともできます。
他にもスキンの課金もありますがこれは完全に好みの問題なのでお好きにどうぞ。
シリアスで重厚な世界観を楽しみたい人やSFが好きな人にはおすすめです。
是非プレイしてみてください。
フレンドのキャラクターをゲストとして使う事もできるのでフレンドをくだされば承認します。多少育っているので攻略の足しにしてください。