サイバーパンクプレイ日記:ナイトシティでの暮らし4
フィンガーズを探してジクジクストリートにやってきた。
フィンガーズのドクのところには先にジュディーが来ていた。本当に友達が心配なんだな。いい子じゃないか。
フィンガーズに少し質問をさせてもらった。
どうやらこのヤブ医者はタイガークロウズから金をもらってエヴリンに何かをしやがったらしい。その後「蛾」というブランドのBDスタジオに渡したそうだ。
正直に吐いてくれなかったら鼻を無くしてやるところだったが、吐いてくれて助かった。
ワカコに「蛾」について訪ねた。やはり仕事柄知ってはいるようだが内容までは教えてはくれなかった。代わりにどこでそれを入手できるかの手掛かりだけは与えてくれた。
ワカコの手掛かりを元にディーラーから蛾のBDを手に入れた。ジュディと協力してこのBDを解析し、尻尾を掴んでやる。
その違法BDは男になんらかの処置を施すものだった。内容は言うほどハードなものでは無かったが手掛かりは得た。クソみたいな味のピザショップを頻繁に利用している施設、コートにあったロゴから元発電施設だ。
2つの情報から一致している場所にジュディが心当たりがあるようだ。今はそこにかけるしかない。
発電施設についた。ヤサ探しと行こうじゃないか。もちろん全ての障害は取り除く、そのために肉体改造まで施したんだ。
スカベンジャーのクソどもを掃除した。あのクソどもはいくら掃除しても湧いてきやがる。
あのクソどもがここでどんな残虐なスナッフポルノを撮っていたかなんて考えたくもない。
臓器もインプラントも抜き取られた死体すら道中にはあった……だが、エヴリンはなんとかまだ息をしているうちに助け出すことが出来た。不幸中の幸いだ。
これが果たして彼女にとっての幸いになるかどうかは、オレにはわからないが。
少なくとも今の状態を見るに、トラウマを植え付けられたことは間違いないだろう……
エヴリンは一命は取り留めた、が、あらゆる尊厳を陵辱し、エヴリンを壊し尽くした。だが、ジュディの協力で行動バーチャを掘り出すことは出来た。
エヴリンは、残念だ。今後、初めて会った時のように回復することはおそらくないだろう。
もう起きてしまったことは、変えることは出来ない。
だからオレは前に進む。エヴリンの残したBDから少しでも情報を得よう。
彼女のBDから得られた情報は3つ。
・彼女は高度なセキュリティを構築、もしくは構築できるものを雇える人間にゃ問われていた。
・ブードゥーボーイズが関係している可能性がある。
・彼女がボスとやり取りをしていたであろう場所
だ。
そして彼女はボスとの会話から本来は次期社長とのBDを作るところまでが仕事だったらしい。
彼女は、エヴリンは、Rericをボスから奪い取ろうとして、知りすぎていたためにニューロンを焼き切られそうになった。ボスを正体を暴いて、報いを受けさせてやる。オレと、エヴリンの二人分をだ。
2つ目のBDを見た。ボスはクレオール語を通話に用いていた。クレオール語はブードゥーボーイズたちの使う言語だ。これでほぼ間違いないだろう。
ボスは他の人間とも繋がっているらしい……そいつらも一人残らず暴き立てる。
それにしても……ジョニー・シルヴァーハンドがオルトに導いてくれる?
Rericにヤツがインストールされていると知っていたのか?それに、オルトとはなんだ?
ブードゥーボーイズに接触を図るためにフィクサーのミスターハンズに連絡をとった。こちらがブードゥーボーイズの求めているものを持っていることを伝えると渋々連絡を取ってくれると言い通話が切れた。
ブードゥーボーイズから連絡が来るまでには少し時間がかかりそうだ。それまでは他に出来ることを済ませておこう。次はアフターライフに生きローグに話を伺おうじゃないか。
アフターライフにローグの話を聞きに来た、が、やり取りの金が不足していた。作ってから出直そう。それなら先にタケムラとの用事を済ませよう。
タケムラは信頼できる旧友、元社長の娘の護衛とやらに引き合わせてくれるようだ。名前はオダ。随分と忠義に篤い男のようだ。
信用には値しそうだ。たが、娘を守るためにもオレたちを引き合わせてはくれないようだ。
娘が式典に出るという情報は引き出せた。あとはその式典にどうやって乗り込み、娘との接触を図るかだ。
しばらくタケムラが探りを入れてくれるらしい。式典までオレは待機だ。
……ジュディから緊急連絡があった。急いでアパートに向かうと、そこには自殺をしたエヴリンが……警察に通報したが、とんだ無能だ。奴らにとっては売女が一人死んだだけなんだろう。
エヴリン、ジャッキー、お前らの仇はオレが討つ。自己満足と言われようが関係ない。クズ野郎を掃除してやる。
ローグの提示してきた金額を集めてきた。これで話に入れる。
ヘルマンはカンタオという中国企業のセンシティブな業務を行う代わりに匿われているようだ。
彼が輸送する作戦がある、そこを襲う。軍事用のAVに乗り込んでいて護衛まで付いているらしい。
オレと同じ元ノーマッド、それもクランを追放されたノーマッドだ。ローグからの信用を取り戻すために躍起になっているらしい、彼女の手を借りよう。
パナマのクランからは手を借りることはできなかった。だが何も協力を得られなかったわけではない。装備を一式借りることができた。
ゴーストタウンでパナマの車と荷物を奪ったやつを迎え撃つ。
迎撃はスムーズに済んだ。だがその場には肝心のブツを横取りしたナッシュというバカは来なかった。
ナッシュの拠点にカチコミをかける。自分がしたことの精算をさせてやろうじゃないか。
復讐はいけないことか?いけないことだろうな。生産的でもない。でもここはナイトシティだ、そんなことは関係ない。信頼を裏切ればどうなるか教えてやる。代金はツケにしといてやる。
あっけない数ばかりのやつらだ。
増援に車で何組か来たがグレネードでそのまま汚い花火になってもらった。
荷物も回収しクソ野郎もシバいた。これでヘルマンの仕事にかかれる。
パナマには何やら作戦があるようだ。どんな作戦かはまだ聞いていないが賭けてみよう。
……相当大胆な作戦だった。発電所をオーバライドさせてEMPを発生させAVを墜落させる。あとは落下予想地点で護衛を排除、そしてヘルマンの確保。
言うのは簡単だが上手くいくのか?いや、オレの技術があればなんとかなるだろう。やってやる。
さて、発電施設にぶちかましてやろう。派手に行こうぜ、パナマ。
発電施設の護衛にドローンがたった4体、本当にそんなことでいいのか?企業……
発電施設を落とすのは一瞬だった。オーバライドさせるのもだ。あとはAVをEMPで落としてヘルマンを捕獲するだけだ。ここまでくれば問題は何もないはずだ
AVを墜落させて護衛を撃破する。そこまでに問題は何もなかった。
問題はパナマのクランの仲間、スコーピオンが首を突っ込んで奴らに殺されてしまったことだ。
これは予め警告をしておかなかったオレたちが悪いのか、スコーピオンのハイエナ根性が悪いのかはわからない。だが西のガソリンスタンドに逃げたという部隊の残りは一人残らず始末する。ヘルマンも確保だ。
武装ドローンに重武装の兵士、オートのタレット、あいつらはいくつ装備をAVから持ち出してガソリンスタンドなんかに籠城しやがっているんだ。バカなのか?引火したらすべて吹き飛ぶぞ。
まぁ引火なんてしなくてもオレが全てぶち壊したがな。
ヘルマンも無事に確保した。煩かったので黙らせてある。タケムラに連絡しサンセットモーテルでヘルマンとお話する段取りになっている。
ヘルマンからお話を伺っている。
どうやらRericはプロトタイプの生体痕跡を焼き付けたものらしい。
だれがこんな宿主が死ぬ前提の高価なチップを買うのかは……まぁ永遠の命を欲するような輩なのだろうが、馬鹿げている。
何よりも馬鹿げているのはオレの神経回路は既に焼ききれていてReric無しでは生きていけないということだ。
Reric無しでは生きていけない。つまりそれは今すぐ死ぬか、ジョニー・シルヴァーハンドに身体を乗っ取られて死ぬか、結局死ぬしか選択肢がないってことだ。
なにはともあれRericの設計図は手に入れた。新しい道を模索しなければ。