色のない緑色の考えは曖昧に記述する

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本・ゲーム・映画等感想レビュー及び雑記

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

小説感想「マルドゥック・アノニマス5」ネタバレあり

今まで刊行されたものでもそうだったけれど バロットの精神が成熟してる(尊い) バロットが自分と似た境遇の子に恵まれない環境から抜け出せるように手を差し伸べたり、正しい道を示したりお姉ちゃんをしていたりマジで尊い。 1-3はイースターズオフィスが…

小説紹介:冲方丁「スプライトシュピーゲル」

シュピーゲルシリーズについて スプライトシュピーゲル 登場人物 鳳(アゲハ)・エウリディーチェ・アウスト 乙(ツバメ)・アリステル・シュナイダー シュピーゲルシリーズについて ※この項目はオイレンシュピーゲルと同様の内容です。冲方丁による複数の出…

小説感想・紹介:野崎まど「2」野崎まどのメディアワークス文庫作品集大成

前提作品の記事はこちら 野崎まど ある日メディアワークス文庫の野崎まど作品新装版がKindleのセールで半額近い値段になっていた。私は何の迷いもなくそれを購入した。既読作品もあれば未読作品もあった。だが私は一部の作品を読んだだけで読んだつもりにな…

小説紹介:冲方丁「オイレンシュピーゲル」なんか世界とか救いてぇ……

シュピーゲルシリーズについて オイレンシュピーゲル 登場人物 「涼月・ディードリッヒ・シュルツ」 「陽炎・サビーネ・クルツリンガー」 「夕霧・クングンデ・モレンツ」 「吹雪・ペーター・シュライヒャー」 「ミハエル・宮仕(ミヤシ)・カリウス」 最後…

小説感想・紹介:野崎まど「[映]アムリタ」

野崎まど 野崎まどという小説家を知っているだろうか?2009年に電撃小説大賞に新設されたメディアワークス文庫賞を受賞し新設されたメディアワークス文庫からデビューした作家だ。彼女は一作目からその悪魔のような才能を存分に発揮し、電撃文庫ではそのユー…

小説紹介・感想「2010年代SF傑作選1」

「2010年代SF傑作選」について 掲載作品 小川一水「アリスマ王の愛した魔物」 上田早夕里「滑車の地」 田中啓文「怪獣惑星キンゴジ」 仁木稔「ミーチャ・ベリャーエフの子狐たち」 北野勇作「大卒ポンプ」 神林長平「鮮やかな賭け」 津原泰水「テルミン嬢」 …

映画感想・レビュー「X-MEN:ダーク・フェニックス」

X-MEN:ダークフェニックスとは ダークフェニックスのあらすじ 主要な登場人物 X-MEN:ダークフェニックスとは 2000年から続く20世紀FOX制作のX-MENシリーズの最終となる作品です。X-MENシリーズには大きく分けて3つの作品ラインがあります。1つ目は初期1・2…