色のない緑色の考えは曖昧に記述する

色のない緑色の考えは曖昧に記述する

本・ゲーム・映画等感想レビュー及び雑記

感想

ゲーム感想・レビュー「ゴースト・オブ・ツシマ」武士の誉と蒙古と冥人の業

ソニー傘下のゲームスタジオ「Sucker Punch Productions」から待望の作品が発売された。「ゴーストオブツシマ」だ。私は発売日にパッケージ版を購入し約1週間でトロコンまで辿りつけた。おおよそ50時間もあれば寄り道をしながらでもクリア自体は可能だろう。…

小説感想・紹介:野崎まど「タイタン」今日も働く人類へ・働くとはどういうことか

2020年4月に発売されたタイタンを読むことに備えて過去の野崎まど作品を予習してきた。メディアワークス文庫のアムリタシリーズ、Knowだ。 「[映]アムリタ」から「2」までの一連のシリーズでは野崎まどの独創性とユニークさ、そして正解するカドやバビロン…

2020年になってようやくPS4でDark Souls3をプレイした感想

誕生日にフォロワーに対して欲しいものリストでわがままなおねだりをした。仲のいいフォロワーからカップヌードルのアソートとDark Souls3完全版が届いた。 Dark Soulsというのはフロム・ソフトウェアが開発したソウルシリーズの最終作でゲーム界隈ではソウ…

小説感想「マルドゥック・アノニマス5」ネタバレあり

今まで刊行されたものでもそうだったけれど バロットの精神が成熟してる(尊い) バロットが自分と似た境遇の子に恵まれない環境から抜け出せるように手を差し伸べたり、正しい道を示したりお姉ちゃんをしていたりマジで尊い。 1-3はイースターズオフィスが…

小説感想・紹介:野崎まど「[映]アムリタ」

野崎まど 野崎まどという小説家を知っているだろうか?2009年に電撃小説大賞に新設されたメディアワークス文庫賞を受賞し新設されたメディアワークス文庫からデビューした作家だ。彼女は一作目からその悪魔のような才能を存分に発揮し、電撃文庫ではそのユー…

小説紹介・感想「2010年代SF傑作選1」

「2010年代SF傑作選」について 掲載作品 小川一水「アリスマ王の愛した魔物」 上田早夕里「滑車の地」 田中啓文「怪獣惑星キンゴジ」 仁木稔「ミーチャ・ベリャーエフの子狐たち」 北野勇作「大卒ポンプ」 神林長平「鮮やかな賭け」 津原泰水「テルミン嬢」 …

映画感想・レビュー「X-MEN:ダーク・フェニックス」

X-MEN:ダークフェニックスとは ダークフェニックスのあらすじ 主要な登場人物 X-MEN:ダークフェニックスとは 2000年から続く20世紀FOX制作のX-MENシリーズの最終となる作品です。X-MENシリーズには大きく分けて3つの作品ラインがあります。1つ目は初期1・2…

映画感想・紹介「スパイダーバース」オーケーもう一度だけ説明しよう

この物語はピーター・パーカーからマイルス・モラレスへの継承の物語だ。スパイダーマンの映画作品にはサム・ライミ版三部作、アンドリュー・ガーフィールド版の二部、MCUのトム・ホランド版現行メイン作品2作と色々あるが共通するのはどれも実写でスパイダ…

小説紹介感想・百合「ツインスター・サイクロン・ランナウェイ」ガス惑星巨大ロケット百合

「アステロイドに花束を」に掲載された小川一水の短編、「ツインスター・サイクロン・ランナウェイ」が長編作品として3/18に刊行された。短編の時点でさえ濃密な世界観に強烈な百合だった本作は長編として編み直されよりその世界観を広げ密度を増し、より破…

ゲーム感想・プチレビュー「スターウォーズ ジェダイ:フォールンオーダー」

グラブルで古戦場をしたりデスストを延々と進めたり古戦場をしたり仮面ライダーを見たりしていて始める機会を逃していたジェダイ:フォールンオーダーを初めて終えたので軽くレビューしていく。 ジェダイ:フォールンオーダーとは ジェダイ:フォールンオー…

仮面ライダー/平成ライダーの個人的な総括 初見への平成ライダーのおすすめ

グラブルの古戦場期間中に未見だったエグゼイド(外伝含む)とビルド(グリス外伝以外)をコンプリートしたため平成ライダー感想や個人的ランキング、紹介を含めた総括記事を書くことにした。平成ライダーは多くの作品がPrimeVideoやNetflix、Huluで視聴が可…

ゲーム感想・レビュー「グランブルーファンタジーバーサス(GBVS)」初心者でも安心コマンド技が1ボタン

覇権ソシャゲとして君臨し続けゲームの開発運営だけではなく様々なテレビや競技、大会のスポンサーを務めるCygamesの送る「グランブルーファンタジー」、そのコンシューマー作品として「グランブルーファンタジーVS」が2/6にリリースされた。発売日に購入し…

アニメ感想「ランウェイで笑って」を見て熱量を感じ人生を変えろ。

今私は週刊少年マガジンで連載中の漫画「ランウェイで笑って」のアニメ3話を見た。そしてその強烈な台詞をどうしても共有したい。この気持を、感情を、分かち合いたい。 まず「ランウェイで笑って」の説明から入ろうと思う。「ランウェイで笑って」は高校生…

百合=女と女の関係性 StrongもしくはWeak Yuri そしてさらなる根源

この記事を書くことになったには単純かつ深淵な経緯がある。ことの起こりはTwitterだ。 誰かSTRONG YURIとWEAK YURIに関して講義してほしい — ヵミュ (@camus_bdc) 2020年1月8日 そう、この一言からこの与太話は始まった。 大絶滅は実にweakでstrongだったよ…

小説紹介・感想「大恐竜絶滅タイムウォーズ」草野原々 

令和元年に生まれた怪文書=草野原々season2最終章「大絶滅恐竜タイムウォーズ」 以前に記事とした「大進化どうぶつデスゲーム」の続編に当たる作品です。当たってしまう作品です。それが「大絶滅恐竜タイムウォーズ」 前作の怪文書はこちらになります。冒頭…

小説紹介・感想「息吹」テッド・チャン

テッド・チャン「息吹」 2019年に刊行された中でも抜きん出た傑作どころか、10年代を通して見てもテッド・チャンの「息吹」は類稀なる完成度を誇る。多くのSFファンが絶賛する出来だろう。有名所だけでも「ヒューゴー賞」「ネビュラ賞」「シオドア・スタージ…

ゲーム紹介・感想・レビュー「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE」一瞬の油断が命取りの剣戟アクション

去年の年末にPS4を購入した。バンドルでソフトを2本DLできるコード付きのやつだ。それから今年はかなりの時間をPS4の作品のプレイに費やした。今年のゲームは豊作で素晴らしい体験ができた。その中でも特にイカした作品を紹介したい。個人的にも世間的にもベ…

映画感想「スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」ネタバレなし

スターウォーズEP7以降賛否両論の新三部作完結編「スカイウォーカーの夜明け」を見てきました。 結論から言うと新三部作はスカイウォーカーの物語ではありませんでしたこれはレイとカイロ・レンの物語ですたしかにEP1~6(以降旧作と表記)と地続きの物語では…

小説紹介「PSYCHO-PASS関連書籍1 一期ノベライズ・外伝小説ASYLUM」

未見向けの紹介としてアニメのPSYCHO-PASSは紹介した。そのノベライズとしてPSYCHO-PASSは漫画と小説が多数展開している。 漫画だと常守監視官が主人公でその視点で描かれたの一期の漫画版「監視官 常守朱」全6巻一期以前の標本事件以前の執行官落ちする前を…

小説感想「裏世界ピクニック4」ネタバレあり

「空魚、好き。大好きだよ」 この作品にはSDP(空魚 大好きだよ ポイント)が導入されています。このポイントが高まると鳥子はより性的に空魚を意識します。このSDPは初版の帯に由来しているのですが第2版以降は廃止される予定のようです。SDP帯をお求めの方…

小説紹介・百合「裏世界ピクニック」検索してはいけないものを探しに行こう

検索してはいけないものを探しに行こう検索してはいけないものを探しに行こう検索してはいけないものを探しに行こう検索してはいけないものを探しに行こう検索してはいけないものを探しに行こう検索してはいけないものを探しに行こう検索してはいけないもの…

小説紹介:「アステリズムに花束を」平成最後にして最大の百合小説アンソロジー

令和元年は百合元年です 令和元年は百合元年です 1つ目 2つ目 3つ目 収録作品目次 「キミノスケープ」宮澤伊織 「四十九日恋文」森田季節 「ピロウトーク」今井哲也 「幽世知能」草野原々 「彼岸花」伴名練 「月と怪物」南木義隆 「海の双翼」櫻木みわ/麦原…

映画感想「ペンギン・ハイウェイ」

PrimeVideoに森見登美彦原作の「ペンギン・ハイウェイ」が新しくラインナップされた。 当時純粋だった私にとっては学生時代に刊行されたお姉さんと少年のペンギンを巡る不思議な物語だったのだが映像として見ると感想がかなり異なるものとなった。 「これと…

映画感想「JOKER」

最初の投稿を「アステリズムに花束を」にするか「なめらかな世界と、その敵」にするか悩んで早一週間。結局出した答えは記憶が風化しないうちにJOKERのことをネタバレ抜きに……とも思いましたがネタバレになるようなことは実質無かったので終盤のアレに触れな…