色のない緑色の考えは曖昧に記述する

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本・ゲーム・映画等感想レビュー及び雑記

ゲーム感想・プチレビュー「スターウォーズ ジェダイ:フォールンオーダー」

グラブルで古戦場をしたりデスストを延々と進めたり古戦場をしたり仮面ライダーを見たりしていて始める機会を逃していたジェダイ:フォールンオーダーを初めて終えたので軽くレビューしていく。

ジェダイ:フォールンオーダーとは

ジェダイ:フォールンオーダーは昨年新3部作が完結し話題となり(話題というより物議を醸したと言ったほうが正しいが)全9作となったスター・ウォーズの外伝作品となるゲームだ。
この作品はEP3からEP4の間、EP3が終わりクローン戦争の最中に発令された「オーダー66」と呼ばれるジェダイ殲滅作戦が行われ帝国が猛威を奮っている時代の出来事だ。

オーダー66はトルーパーに密かに仕込まれた指令だった。この指令が発令されるとクローン戦争を戦っていたジェダイは味方のハズのトルーパーに背後から、味方の陣地の中から突然起きた攻撃に多くのジェダイが死亡した。銀河系の守護者たるジェダイの集団、ジェダイ評議会は実質的に崩壊してしまったのだ。

主人公である「カル・ケスティス」はオーダー66から逃れたジェダイ訓練生であるパダワンの一人だ。
オーダー66が発令された際はまだ幼くジェダイとして訓練の途中であったカルはジェダイであることを隠しスターシップの解体作業に従事し日々の糧を得ていた。
ある日カルは友人であり同僚を助けるためにフォースを使用してしまった。そのためにジェダイ刈りの実行部隊であり指揮官でもある帝国の尋問官「ナイト・シスター」の一人、「セカンド・シスター」に発見されてしまう。
友人は尋問官に殺され自身も殺めらそうになった時、元ジェダイである「シア・ジュンダ(目が飛び出て居て怖いが気にしてはいけない)に助けられ彼女とその相棒であり宇宙船「スティンガー・マンティス」の船長である「グリーズ・ドリタス」と共にジェダイ評議会復興のための旅に出ることになるのであった。

ゲームシステム

本作はメトロイドヴァニアのような要素を持った3Dアクションゲームだ。数ある惑星のいくつかを旅し、フォースを習得することで新たなスキルやアクションが開放され進める道やギミックが増えていくというシステムだ。

3Dアクションにも種類があるが種類としてはソウルライクなシステムに近い。惑星を探索しながら敵と対峙してボスを倒していく。そして雑魚からボスまで油断すると死亡するという骨太の難易度だ。ただし難易度自体は選択が可能なため難易度を下げると戦闘自体が無双の雑魚敵と対峙したような難易度になるのでアクションが苦手な人にも安心である。
そして戦闘システムとしては隻狼のように敵の攻撃をジャストタイミングで受け止め弾くことで戦闘を有利に運んでいくというものだ。
自身と敵にはスタミナが設定されていて防御行動を行う度にそれは減っていく。相手の攻撃を弾くことで自身のスタミナを減らすことなく相手のスタミナを大きく削ることができるのだ。相手のスタミナを削り切ると相手には大きな隙が生まれる。つまりは隻狼でいう忍殺のように大ダメージを与えることができる。
普通の攻撃を防御させる、攻撃を弾く、フォースを利用する、この3つの行動で敵を攻略していくのは非常に楽しい。敵にはそれぞれ大きな隙が出来る攻撃や弾くとより大きく体力を削ることができる攻撃など弱点が設定されている。これは敵を倒したときに獲得できるデータを見るかトライアンドエラーで見つけることになる。効率よく敵を倒せるようになれば君も一人前のジェダイになることができるだろう。

主人公カルはジェダイの弟子「パダワン」であるためジェダイと同等の行動が可能だ。映画作中で可能なことはだいたい出来ると言っても可能ではないだろう。フォースで敵を吹き飛ばしたり敵を静止させる、物をその手に引き寄せる、敵の射撃を弾き返す、君はジェダイになることが出来るのだ。
それだけでスターウォーズファンには価値のある作品だろう。

惑星の探索にしてもそうだ。ジェダイ寺院やダソミアなど本編で明らかにされた場所に自身の脚で趣き探索することが出来る。
当然そこには現住生物が居たり独自の生態系がある。多くのロケーションを体験することが出来そこにあった文明や生態系について詳しく知ることも出来るのだ。これは刺激的な体験である。

最後に

本編ありきの外伝作品のためファンサービスが非常に多い。具体的な名称は避けるが本編で登場する人物が出てきたり関連する人物が出てきたりだとか掘り下げがあったりする。
ただしこの作品はスター・ウォーズを履修していない人にはシナリオを楽しむことは難しいだろう。そういう人は今見ると古臭さもあるが本編の1~6を履修してからこの作品を楽しんで貰いたい。
個人的にはとても楽しめた。カルと相棒であるドロイドのBD-1のやり取りやアクション、シナリオ、ロケーション、データ、どれも楽しめるものだった。
主人公の服装の変更、ライトセーバーのカスタマイズも細かいがとても嬉しいものだ。
ライトセーバーのカスタマイズは柄からスイッチ、先端など複数の箇所をカスタマイズし自身専用のライトセーバーを作ることができる。これはライトセーバーへの愛着が深まること間違いなしだろう。

欠点としてはマップの完成やデータ、宝箱収集などが非常に面倒だ。
最初に行ったタイミングでは取れない宝箱を終盤になってから執拗なまでに探索しないと見つけることができないものが多いからだ。
それ以外の欠点はあまり見つからなかった。非常に完成度が高くEAにしては追加コンテンツや課金無しで完全に楽しめる作品だったというのも大きい。

アクションや世界観が好きなスターウォーズファンには是非とも楽しんで貰いたい。そしてラスボスに絶望するといいだろう。

Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー - PS4

Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー - PS4

  • 発売日: 2019/11/15
  • メディア: Video Game