色のない緑色の考えは曖昧に記述する

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本・ゲーム・映画等感想レビュー及び雑記

小説感想「裏世界ピクニック6」ネタバレあり

3月に書いてたはずなのに下書き行きになってて投稿できてなかったことに今気が付きました。土下寝しながら供養に出しておきます。

例年なら新刊の刊行から次が出るまで1年空いていたのですが今回はなんとたった3ヶ月での新刊です。素晴らしい。

あっという間に読み終わってしまった。

 

前巻の事も踏まえて空魚の意識が随分変わってました。具体的に言うと鳥子のことをそういう相手としてかなり意識していて可愛い。あと空魚は「普通の大学生」とか言うな。死んでも言うな。記憶喪失でも言うな。反社化だって相当進行してるぞ空魚!

 

一方鳥子のほうはワンコ化が進行しています。今までも空魚へのリアクションの節々に見えない尻尾をぶんぶんと振っているようなところはありましたが今作はかなり顕著になってました

でもこの2人が付き合ったら尻に敷かれるのは空魚の方なんだろうなぁってどうしても思わないでもない。多分鳥子はベットヤクザ。

 

前巻の最後に拾ってきた少女はまだイマイチわかりませんが挿絵が美少女でした。黒髪ロングの少女、少女のくせに顔がいい、悔しい。

少女についての考察も今出てる情報だとなかなか進まないけどもしかして冴月から切り離された人間性なのかなぁって思わないでもない。冴月って相当顔が良くて黒髪ロングらしいし

 

勿論今作でもありました、恒例の小桜虐。やっぱり小桜には幸せになって欲しいけど酷い目にもあってほしいよね……わかれ。

この感じだと次巻から少女は小桜邸の住人になりそうな気がするしまた厄介事が増えるよ!やったね小桜!子供嫌いって言ってたけど住人が増えて寂しさは減るよ!

 

シナリオについては今作は短編連作ではなく初の1つのファイルで1冊の長編でした。先行公開にあった通り「寺生まれのTさん編」アニメだったら劇場版スケール。

記憶喪失空魚もゼミ空魚も面白かったし2人のやり取りも今までより密になってて嬉しい。くっついたり離れたりはこういう関係性だと外せないよね。

カラテカがいい感じに絡んできて2人の関係を揺さぶったりするのもまたいい。その調子だカラテカ!もっと推せ、そしてついでになっつんとくっつけ(なっつんは原作でもアニメでもガチレズな感じだけどカラテカはそういう意識とか微塵も無さそうだし空魚に憧憬を抱いてるしその辺実際どうなんだろ……)

潤己るなも作中で復帰してきたのがいい感じ。良くも悪くも3巻以降宙ぶらりん状態だったからね。一日中ネトフリだけで暇つぶしさせられてるのは可哀想といえば可哀想だけどやっぱり自業自得かなって思っちゃう。るなについては今後に期待。

次巻はやっぱり年末なのかな。そうだといいな